こんなとき、ありませんか?
- ちゃんと報告したはずなのに、怒られるのは自分だけ
- 上司と部下の板挟みに耐えきれない
- 責任だけ押しつけられ、評価はされない
- 理不尽な会議でさらし者にされたことがある
- 「もう無理かも」と感じながらも逃げられない
ここで得られるもの
- 中間管理職の“つらい本音”への共感
- 理不尽にどう立ち向かうかのヒント
- 「あ、自分だけじゃない」と思える安心感
私の経験、聞いてください
こんにちわ、ブログ管理人のケイです。
今回は“本当にあった理不尽な中間管理職体験”をシェアします。ちょっと長いですが、お付き合いください。
登場人物紹介
- 管理職E:ある日赴任してきた“爆速型モンスター管理職”
- スタッフK:直属の上司。責任者だが“どこか他人事”
- 私(ケイ):現場の担当者。中間管理職歴10年
- 部下U:優秀で愛嬌ある、現場のムードメーカー
いつもの異常、いつもの対応のはずだった
ある日、部下Uから「昨日の出来高が足りなかった」と報告を受けました。
原因は、機械設定に対する現物のばらつき、つまり生産ストップが多かったからです。
製造業の人ならわかると思いますが、温湿度・材料品質・タイミングなど、条件次第では計画通りなんて進まないんです。
品質が厳しい自動車部品では、“止める・呼ぶ・待つ”が徹底されていて、むしろ「止めてくれてありがとう」がスローガンの現場もあるぐらい。
私は朝一で、直属のスタッフKにこう言いました。
「昨日分を今日の残業でカバーしたいです」
Kは「わかった、管理職Eに報告しとくよ」と返してきた。
まさかの夕方、ブチギレ着信
そして夕方。管理職Eから電話。
E:「おいケイ、なんで今日残業してんだ?人件費考えろ!」
私:「え、スタッフKさんには報告して…昨日の分が足りなかったので…」
E:「すぐ事務所に来い。緊急会議だ!」
何が起きたかわからないまま、会議へ。
会議、そして裏切り
集まったのは、E、K、私、U。
E:「K、ケイから聞いてたんだろ?」
K:「えーっと、忙しくて…報告してませんでした。でも、仕方ないと思ったので…」
E:「認めるわけないだろ!ケイ!なぜ直接来なかった!」
そして私への怒涛の集中砲火。
E:「お前の現場管理が悪いんだ!」
K:「僕もいつも言ってるんですけどねー(苦笑)」
この瞬間、私の心は凍りつきました。
あれ?味方だったはずのKが…寝返った…?
部下Uも気まずそうな顔で俯いている。
なんだこの空気。
何だったんだこの時間。
結果?怒られて、残業して、ただ疲れただけ。成果?ゼロ。
経験から学んだこと
- 中間管理職は「報告されたか」より「報告が通っているか」が命
- 味方だと思っている人ほど、いざというとき裏切ることがある
- 理不尽を嘆くよりも、証拠と記録で自分を守る準備を
- 部下の前で怒られるときは、演技力も問われる(冷静なフリ)
理不尽な降格、そして痛々しい周囲の目
結局のところ、どれだけ丁寧に報告をしても「通っていなければ」意味がない。
その後も、同じようなことが何度か続き、最終的に私は現場の責任を外され、担当していた業務を部下Uと分担する形になりました。
これが俗にいう、“実質的な降格”です。
しかも、自分に非があったという実感はまるでありませんでした。
それなのに、私の周囲の空気は「ケイ=降格されるだけの理由があった人」になっていました。
部下Uの目もどこか気の毒そうに映り、スタッフKはといえば一言の謝罪もなし。
今思えば、私自身がどこか反抗的な態度を取っていたのかもしれませんが、心の底では「あのモンスターEにやられたな」と、悔しさとやるせなさでいっぱいでした。
低評価は家計にも直撃…
さらに追い打ちをかけるように、ボーナス評価に直撃。
うちの会社は、評定制度に基づき賞与が支給されますが、その年の私は、なんと過去の半額以下。
他人の金額なんて普段見えないですが、それでも「これはさすがに低すぎるだろ…」とショックを受けました。
例えるならば、中学生の夏休みのバイト代くらい。マジで凹みました。
裏切られからの見放し、反撃。
今だから言えますが、当時の私は完全にKを信じすぎていた。
「直属の上司を飛び越えてEに報告なんて失礼だ」「筋を通さなければ…」そんな義理人情が裏目に出ました。
例え裏切られたとしても、「Kを信じた自分は間違っていない」と思いたかったんでしょうね。
──けなげな、昔の私。笑
ですが、降格までされたらさすがに火がつきます。
私は開き直りました。「もういいや、Kは通さない。Eに直接話そう」。
そしてそれからは、Eに相談、進捗報告、事後連絡…とフルオープンでやりとりし始めました。
K?無視です。完全に“虫”です。
現場のオペレーションはもちろん、改善提案、資料の再整備、業務の見直し、果ては組織再編案の提案まで。
「どうせやるなら全部やってやろう」と、とにかく前のめりに動きまくりました。
その結果――評価は急回復。
すぐに元のポジションに復帰、昇格も果たし、さらに他部署での新しいキャリアまで用意してもらえるようになったのです。
この経験で思ったのは、「自分の価値は自分で上げるしかない」ということ。
そして、いい意味で“ご機嫌をとる”ことも、立派なスキルです。
次への活かし方
- 上司とのコミュニケーションは思っているより大切
- 直属の上司が動かなければすっ飛ばしてさらに上に直談判してよし
- 理不尽に怒られても感情で返さない。冷静に受け止め、後で巻き返す
- 「私はやるべきことはやっていた」と自分を肯定する
自分の身は自分で守る。
そう、これです。これがすべて。
上司とのコミュニケーション、想像以上に重要です。
今の私はというと、こうしています。
【まず管理職Eに報告→Eの意向を確認→それをKに報告+今後の対応案も添える】
つまり、「Eを通しながらKの顔も立てる」Win-Winの連携術を使っています。
これが意外と便利で、相手が誰でも基本うまくいきます。
なぜなら、Kからすれば「怒られたくない」のが本音。
その心理を先読みして“報告責任”を私が引き受ければ、Kはスムーズに乗っかってくれます。
もちろん、やりすぎると「出しゃばりだ」と嫌がる“できるタイプの上司”もいるので、その辺りのバランスは見極めが必要です。
自衛のためには間違ってなんかいないと自覚することも大切
正直、この一件で私は精神的にもかなりきました。
あまりのストレスに10円ハゲもできましたし、「顔が死んでるよ」と言われるほど元気がなかったです。
それでも、部下Uをはじめ、周りの仲間たちに支えられてなんとか立ち直れました。
今思えば、もっと早くに「自分を肯定する」ことができていたら、少しは気が楽だったのかもしれません。
もちろん、自分を肯定するには「それだけの努力をしている」という裏付けが必要です。
でも、中間管理職って、やっぱりメンタルが命。
誰かの一言で持ち直すこともあるし、自分の一言で崩れることもある。
だからこそ、自分を大切にすること、人に頼ること、どちらも忘れちゃいけないと思います。
あなたは一人ではない。
もし、今あなたが「つらい」と感じているのなら、まずはこう思ってください。
「ここを乗り越えたら、絶対に今より強くなれる」って。
そして、周りに味方がいないと感じたら、このブログを思い出してください。
私は、あなたの味方です。
最後に伝えたい一言
中間管理職は“誰にもわかってもらえないつらさ”と戦っている。
でも、あなたの“報われない努力”は、きっと誰かが見ている。
そして、同じように耐えている仲間が、ここにもいる。
あなたの話、聞かせてください
もしあなたにも似た経験があれば、ぜひコメントかDMで教えてください。
愚痴でも、相談でも、本音でも大歓迎です。
この場所が、少しでも“心が軽くなる”きっかけになればうれしいです。
コメント