最初に伝えたいこと
・あなたの上司との関係性は、あなた自身と部下たちの未来を左右する。
・一人が嫌われたら、その下もまとめて評価が落ちるのが現実。
・自分だけの問題じゃないと、早めに気づくことが大事。
こんなとき、ありませんか?
「自分の仕事はちゃんとやってるのに、なんか評価が低い」
「直属の上司の態度のせいで、自分も損してる気がする」
「間違ってる上司を見て見ぬふりした結果、巻き込まれた」
自分の上司との関係で、自分や周りの評価まで落ちる。
そんな理不尽を感じたこと、ありませんか?
ここで得られるもの
この記事では、実体験をもとに「上司と部下の評価は表裏一体」だと痛感した話を紹介します。
「自分さえよければ」では済まない現実を知り、部下を守るためにどう動くべきか考えるきっかけになります。
私の経験を基にご説明します
こんにちは、ブログ管理人のケイです。
若き日の勘違い
だいぶ前の話になります。
日本でまだ現場リーダーをしていた頃、私は50人ほどの製造チームを率いていました。
直属の部下が2人、その下に5人程度の班長クラス、そして一般職という編成。
いま思えば、若さゆえに尖っていました。
上司から何か言われても、素直に受け取るどころか、すぐに反論。
「自分の方が現場を知っている」「理屈が通ってない」と楯突き、命令を無視することもありました。
当時は、そんな“反骨精神あふれる自分”がかっこいいと本気で思っていたのです。
新しい部門長の赴任、そして転落
そんな中、新しく部門長として一人の偉いさんが赴任してきました。
私は「どうせまた偉そうなだけだろう」と内心なめてかかっていました。
そしていつも通り、指摘には楯突き、命令にも従わず、自分のやり方を押し通していました。
すると、ある日突然通告されます。
「チームを3分割する。君は他のリーダーと横並びだ」
つまり、50人を束ねる立場から格下げ。
直属の部下たちと同列に扱われることになったのです。
まあ、これは自業自得。自分が悪いので、当然の結果です。
しかし、問題はここからでした。
自分だけじゃなかった、部下まで巻き込んだ
リーダー降格後、直属の部下やその下の班長クラスにも、露骨な“冷たい風”が吹き始めました。
・指示が通りにくい
・評価面談の内容が厳しくなる
・給与評価が目に見えて下がる
彼らは何も悪くない。ただ、私の部下だっただけ。
それだけで、彼らのキャリアや給与に悪影響が出てしまったのです。
このとき、私は心底思いました。
「上司が嫌われたら、部下も一緒に沈む」
私一人の問題ではなかった。
私が突っ張ったせいで、下のメンバーまで巻き込んでしまったのです。
似た光景、そしてまた学び
さらに別の場面でも、似たようなことがありました。
今度は、私の直属の上司が「オラオラ系」でした。
会社のえらいさん相手にも、遠慮なしに突っかかっていく。
傍から見れば、明らかにえらいさんの言っていることが正しい。
でも、直属の上司を悪く言うわけにもいかず、私は黙って横に立っていました。
結果、どうなったか。
私自身の評価までガクンと下がったのです。
「あの場で黙っていた=賛同していた」と見なされた。
後になって「あの時、はっきり間違いだと指摘すればよかった」と激しく後悔しました。
所感:部下は上司の鏡、自覚せよ
この一連の体験から、私ははっきり学びました。
・部下は上司を映す鏡
・上司が評価されなければ、部下の努力も報われない
・自分一人だけ良ければいい、では済まない
もちろん、イエスマンになれと言いたいわけではありません。
「事なかれ主義」に陥るのも危険です。
ただ、「自分の行動が、下にどんな影響を与えるか」を常に意識しなければならない。
それがリーダーという立場なのだ、と痛感しました。
逆に言えば、上司としてしっかり信頼を得ていれば、
部下たちにも良い影響が波及します。
部下たちの評価やキャリアを守るためにも、まず自分が上司と正しく向き合う。
これが最低限の責任だと、今では思っています。
最後に伝えたいひと言
あなた一人の態度が、チーム全体を押し上げもすれば、沈めもする。
リーダーであるなら、その重みを自覚してほしい。
あなたの話、聞かせてください
「上司との関係で評価が変わった」「リーダーの振る舞いに巻き込まれた」など、あなたの経験、ぜひコメントやDMで教えてください!
コメント