最初に伝えたいこと
・「指示されたらすぐ動く」は、社会人スキルの基本中の基本。
・でも“すぐ動く”だけではダメで、要所で必ず認識を合わせる必要がある。
・動きながら相手の意図を汲む、それが「仕事ができる人」への第一歩。
こんなとき、ありませんか?
「上司に言われたからやったのに、あとから『違う』と言われる」
「必死で仕上げた資料が、『いや、これじゃない』とダメ出しされる」
「言われた通りにやったのに、なぜか怒られる」
そんな理不尽に思える経験、誰でも一度はあるのではないでしょうか?
ここで得られるもの
この記事では、「指示を受けたらどう動くべきか」「上司や相手とどう認識を合わせるか」を、実体験ベースで解説します。
すぐ動く+要所確認を習慣にできれば、あなたも「頼れる存在」になれます。
私の経験を基にご説明します
こんにちは、ブログ管理人のケイです。
今日は、私自身の仕事スタイルにまつわる話を共有します。
指示はすぐ動け、がポリシー
ある日、上司から声をかけられました。
「○○の内容で発表資料を作っておいて」
私は元気よく「わかりました!」と返事。
ちょうど手が空いていたので、即座に取りかかりました。
私の仕事ポリシーは一貫しています。
「指示が来たらすぐやる」こと。
理由は単純。
やるべきことを後回しにすると、他の業務に追われて忘れてしまう。
結果、納期ギリギリになって焦ったり、品質が下がったりしてしまうからです。
動き出した私は、早速資料作成を始めました。ところが、5分も経たないうちに壁にぶつかります。
「……あれ? そもそも、この資料って、何のために作るんだ?」
テーマだけは聞いていたけれど、発表対象は?目的は?が曖昧だったのです。
そこで迷わず上司のもとへ。
「この資料、誰向けで、何を伝えたいんですか?」
上司は「部下向けだよ」と教えてくれました。
なるほど、“社外プレゼン用のおしゃれな資料”じゃなく、“現場向けの教育資料”なんだな。
方向性がクリアになった私は、そのまま一気に作成に集中しました。
7割完成時点で仮提出
作業を2日間続け、資料はおおむね7割完成。
イラストは仮置き、表現も荒削りでしたが、全体像はできました。
ここでまた一歩踏み込みます。
完成前に、上司に見せに行く。
理由は簡単。
「全部作ってから方向性違いに気づいたら地獄だから」です。
上司に見てもらうと、予想外の指摘がありました。
「これは部下向けだから、見た目より情報量を増やして」
──え!?そんなオーダー、最初に言ってなかったじゃん!
一瞬思いましたが、グッと飲み込みます。
「伝えていない」ことに気づけた今がチャンスだから。
そこからさらに1日かけて、資料の中身を大幅改訂。
イラストよりも文字情報重視、具体的な数値や手順説明を厚くしました。
そして再提出。
上司は資料をパラパラとめくり、ひとこと。
「うん、こんな感じでOK」
最後にイラストや配色を整え、正式版を提出。
そのとき、上司から
「急なお願いだったのにありがとう」
と感謝の言葉までもらえました。
「認識を合わせる」を怠った結果
一方で、私の知り合いにこんな人がいました。
指示を受けた後、ギリギリまで自分の解釈で資料を作り、納期当日に提出。
当然、上司からは
「これじゃない」「そんな指示してない」
と大クレーム。
修正する時間もなく、そのまま信頼を失い、結果的に1年半で退職していきました。
何が悪かったか?
「途中で認識を合わせなかった」これに尽きます。
一度作ったものをゼロからやり直す苦労は、計り知れません。
私の考え:速さ+確認が最強
この経験から私が学んだのは、以下の2点です。
- 指示はすぐ動く。(後回し厳禁)
- 途中で必ず認識を合わせる。(「これで合ってますか?」と確認する)
社会人にとって「指示通りに動く」は当たり前。
でも、指示された内容の「本質」を理解して動くことが、仕事の精度を決めます。
だから、わからないことはすぐ聞く。
途中でこまめに見せる。
相手の表情やリアクションも確認しながら、進める。
これが結局、一番早い。
上司になったときに大事なこと
また、これは自分が管理職になったときにも活かせます。
「ちゃんと説明したはずなのに、なぜできない?」
と思ったとき、まず疑うべきは
「本当に伝わっているか?」
「言ったつもり」ではダメで、
「相手が理解したか」まで確認しなければ、指示は完了していないのです。
だから上司側も、
- 要所ごとに進捗確認
- 相手の言葉で内容を復唱してもらう
- 仮段階でレビューする
といった“合わせ技”が必要になります。
指示する側も、される側も、「理解できるまで、聞く・確認する」。
それが、トラブルを未然に防ぐ一番確実な方法です。
最後に伝えたいひと言
仕事はスピードと確認力で決まる。
すぐ動き、すぐ聞き、認識を合わせながらゴールへ向かおう。
あなたの話、聞かせてください
「こんな指示ミスした」「こんな伝達事故があった」
あなたの経験談、ぜひコメントやDMで教えてください!
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