最初に伝えたいこと
・部下に任せるなら、環境と仕組みを整えることが最初の一歩。
・でも、それだけでは“伝わらない”が待っている。
・だから必要なのは、根気よく“何度も伝える力”。
こんなとき、ありませんか?
「マニュアルも渡した、説明もした、でも…できてない」
「なんでこうなるの?」と思って現場を見に行くと、全然違う方向に進んでいる。
「仕組みを作れば回るはず」は幻想だった。
思った通りに進まない現実に、モヤモヤした経験、ありませんか?
ここで得られるもの
この記事では、「部下の仕事環境構築」と「粘り強いマネジメント」のリアルな体験を共有します。
仕組み+根気+分身づくり。それが、部下を動かすカギ。
管理職として「ただ任せる」から「成果を出させる」へ変わるヒントになります。
私の経験を基にご説明します
こんにちは、ブログ管理人のケイです。
今回は完全に自分への戒めでもあるテーマです。
「部下の管理って、システムと根気のセットだよね」という話。
これまで私も「任せるってこういうことかな」と、
フォーマットや手順書を用意し、説明して、「さあ、やってみて」と仕事を渡してきました。
たとえば、データ収集業務には記入フォーマットを整備。
プレゼン資料にはサンプルスライドと注意点を添付して共有。
やるべきことはやった。だから大丈夫。……と思っていた。
でも、待てど暮らせど、返ってくる成果物は予想外。
内容がズレてる、構成がちぐはぐ、提出も遅い。
「あれ、あのとき説明したよな?」というセリフを、何度も自分が言っていました。
ここで気づいたのが、「仕組みだけでは動かない」という現実。
いくら丁寧に作ったフォーマットでも、
使い方が腹落ちしていなければ、成果にはつながらない。
だから必要なのは、進捗確認と、都度の微調整。
「できた?」と聞くだけじゃなく、「やってみせて」と言い、
実際に使っているところを見て、そこでズレを修正していく。
さらに言えば、“相手が理解するまで”説明する覚悟が必要です。
それでも、すぐに動けるようになるわけではありません。
むしろ時間はかかります。アウトプットは遅いし、何度も同じミスもあります。
けれど、それを「能力の差だ」と切り捨ててはいけない。
なぜなら、管理職の仕事は「人を育てること」だからです。
そこで最近、私が取り組み始めたのが、“分身を育てる”こと。
全員を一気に引き上げようとすると、自分がパンクします。
でも、各業務・各エリアに1人ずつ、「理解できる人」「判断できる人」をつくる。
その人が、他のメンバーに説明したり、判断を代行したりしてくれる。
つまり、小さな“中間管理職”を育てていくイメージです。
もちろん、そこに至るまでにも説明と進捗確認は必要です。
でも、「この人になら任せられる」という存在が増えることで、
最終的には自分の負荷も、チーム全体の統率も、大きく改善されます。
仕組みを整えることは大事。
でも、それを使えるようになるまで粘ること。
そして、その仕組みを広げてくれる“仲間”を育てること。
この3つが揃って、ようやく管理職としてのチーム運営が始まる。
まだまだ私も試行錯誤中ですが、少しずつ光が見えてきた話でした。
最後に伝えたいひと言
仕組みだけじゃ回らない。人も育てないと、管理は回らない。
そして何より、しつこさが味方になる。
あなたの話、聞かせてください
「伝えたつもり」が空回りした経験ありませんか?
よかったらコメントやDMで教えてください。
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